出会いと贈り物

こんた

2007年10月26日 08:45

夕方、僕宛に荷物が届いた。

あぁオークションで落とした本が届いたんだなと思った。

早く届いたな..

早速開けようとしたとき、差出人の名義に違和感を感じた。

とても馴染みのある名前。

えっ!と思い、一瞬で何が送られてきたか予想がついた。

自然と「やったー!!」と声をあげていた。
ぐっちゃんちかちゃん夫婦。

二人と出会ったのは18歳の頃、もう7年も前だ。

上京して一年間、僕は寮で生活をしていた。

同じ時期に秋田から上京してきたのがぐっちゃんだった。

何人かいた寮の仲間の中でもぐっちゃんとは一番気が合った。

寮に入って3ヶ月目、僕らは同じ学校の友人たちとスタジオに入ることになった。

音楽系の学校ではよくあることで、即興のバンドを組んで好きな曲を演奏したりセッションしたりするのだ。

そこにきていた女の子の一人がちかちゃんだった。

スタジオ終了後、みんなで食事をすませ僕らは寮に帰った。

楽しい一日だった

その夜、僕の部屋を緊張した顔のぐっちゃんが訪ねてきた。

事実は小説よりも奇なり、この言葉が相応しいのか分らないが、まさに嘘のような展開だった。

数日後二人は付き合うことになった

退寮後も二人とは一緒に遊びに行くことが多かった。

会うたびに幸せそうな二人を見るとなにか温かいものを分けてもらっている気がした。

そんな二人とも卒業後はなかなか会うことが出来ない状態が続き、年に1、2回会えれば良いほうだった。

そして僕は沖永良部に帰ってきた。

「結婚するよ」

ぐっちゃんから連絡がきたのは、島の生活にも慣れっきた今年の春だった。

嬉しかった、本当に嬉しかった。

出会いから見てきた二人だからだろうか、それともぐっちゃんだから。

いままでに感じたことのない嬉しさが込み上げてきた。


先月、ちかっちゃんがmixiに参加した。

予想通りの新婚生活を送っているようだ。


そして昨日届いた二人からの贈り物



先日の日記をちかちゃんが読んでくれたようで、買って送ってくれたのだ

チョコを貰ってこれだけ喜ぶ25歳(男)も珍しいだろう

今年一番の贈り物。

7年前、大切な出会いが僕にはありました。
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